10月に入り、朝晩が急に冷え込むようになりましたね。日中との気温差もあって、ちょっと羽織るものが欲しくなる季節です。皆さま体調はいかがでしょうか? 秋が深まってくると、おうちで過ごす時間がますます心地よく感じられるようになります。そんな時期だからこそ、「住まいについて改めて考えてみようかな」と思われる方も多いのではないでしょうか。

さて、皆さんは今月から太陽光発電の新しい制度「新FIT制度」がスタートするのをご存じでしょうか?これまでの制度では、太陽光を設置したタイミングの売電単価が10年間ずっと固定されていましたが、新制度では少し仕組みが変わります。
導入してから最初の4年間は高めの単価で売電できる一方、5年目以降は売電単価が下がってしまいます。
たとえば、最初の4年間は24円/kWhで売電できますが、その後は8円台にまで下がる見込み・・・つまり「短期集中で元を取る」スタイルに変わるイメージです。

新制度でどう変わる?

新制度のいいところは「最初の数年間で効率よく投資を回収できる」点です。これなら太陽光を導入してからの不安も少なくて済みますし、最近高くなっている電気代を抑える助けにもなります。

ただしその反面、「長く売電収益を得る」という点では従来の制度よりも不利になります。新制度が始まる前に導入した場合は、これまで通り10年間の固定価格での売電により安定した収益を見込めましたが、新制度のもとでは5年目以降は売電収入が下がるので、「電気は売るよりも自分の家で使う」という考え方がとても大切になります。

自家発電した電気は「売る」より「使う」を優先するライフスタイルなら、新制度下で十分なメリットがあります。
蓄電池や高効率な住宅設備と組み合わせると効果的で、特に、日中の在宅時間が長いご家庭や子育て世帯は、自家消費の恩恵を受けやすいのでおすすめです。

新築住宅でできるひと工夫は?

せっかくなら太陽光を最大限に活かせる家づくりをしたいですよね。注文住宅なら、設計の段階でこんな工夫ができます。

  • 南向きの屋根で発電効率をアップ
  • 断熱・気密性能を高めて電力を無駄なく使う
  • 蓄電池やEVとつなげて夜や停電時にも安心

こうした工夫を組み合わせれば、売電単価が下がっても「使う電気を自分でまかなう」暮らし方が実現できます。

新FIT制度は「売電で利益を得る」から「自家消費で暮らしを守る」へと大きく変わる転換点です。
導入のタイミングによって得られるメリットは変わりますが、共通して言えるのは「自分の家に合ったスタイルを見極めること」が一番大切だということ。

私たち西日本クリエートは、お客様のライフスタイルに合わせて「どの制度下でも損をしない家づくり」をご提案いたします。新築をご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。