12月に入り、さすがに冬らしい冷え込みを感じるようになりました。街ではクリスマスの飾りつけも目にするようになり、いよいよ年末に向けて慌ただしく時間が過ぎていくことでしょう。
ところで、この時期になると「来年こそは新しい住まいを」「そろそろ本気で家探しをしよう」という具合に、年の変わり目を新しい生活への節目と考える方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は新築に限らず中古の場合でも、『戸建て』 と『マンション』でどのような違いがあるかを一般的な目線から比較してみようと思います。
「これから新生活を」とお考え中の皆さんに、どちらが自分の暮らしに合っているかを考える参考にしていただけるとうれしいです。

1.立地と生活利便性の違い
マンション
一般的な話しにはなりますが、中古マンションは駅近や中心部など交通アクセスの良い場所に建っているものが多く、買い物・通勤・通学が便利というメリットがあります。たとえば、単身の方や共働き家庭など「利便性を最優先したい方」に向いています。
戸建て
一方、戸建て住宅は郊外や住宅街に多いので、比較的落ち着いた環境でゆったり過ごしたい方に適しています。駐車場が広い物件や庭付き物件も多く、車中心の生活や子育て世帯からの人気が高い傾向にあります。
2.住み心地と暮らし方の違い
マンション
・ワンフロアで生活動線がシンプル
・気密性が高く、冬でも暖かい
・オートロック等の防犯性が高い
ご年配の方や女性の一人暮らしなどで安心感を求める方に向いていますが、上下階や隣室からの生活音が響くこともあるので隣室への配慮が必要になります。
戸建て
・生活音はマンションほど気にせず暮らせる
・趣味スペースなど部屋の使い方の自由度が高い
・駐車場や庭など、建物外部も生活空間として使える
最近の戸建住宅は断熱性も優れたものがありますが、建物が古い場合は断熱性能や耐震性が不足している可能性があるため、リフォームや性能向上のための工事計画が大切になるケースもあります。
3.ランニングコストと維持管理
マンション
管理費・修繕積立金が毎月発生するためランニングコストは一定に掛かります。その代わり、建物全体の管理は管理組合に任せられるという安心感もあります。
戸建て
毎月の固定費はマンションより低い傾向にありますが、屋根・外壁・塗装・設備交換などのメンテナンスは自身で計画する必要があります。計画的な修繕を行えば、長く資産価値を維持できます。
4.リフォームの自由度
マンション
間取り変更など室内リフォームは可能だが、構造上の制限や外観に対する制限がある。
戸建て
増築、減築、外構など自由度が高く、理想の暮らしに合わせたリフォームを計画しやすい。
中古住宅は、その魅力のひとつとして「リフォームで理想の暮らしに近づけられる」という点があるため、自分らしい住まいにしたい方にとって柔軟性の高い選択肢となります。
5.資産価値と将来性
マンション
築年数・駅距離・管理状況で価値が大きく変わります。需要のあるエリアなら売却しやすく、価格の下落も緩やかなので、資産価値を維持しやすい条件にもなります。
戸建て
建物価値は年数とともに下がりますが、土地そのものは資産として残ります。「将来は建て替えたい」「二世帯にするかも」という方には強みがあると言えます。
暮らしの優先順位を整理する
戸建もマンションも、それぞれにメリットとデメリットがあります。
○ 立地の良さ、防犯性、管理の手軽さ → マンション向き
○ 暮らし方の自由度、静けさ、土地資産性 → 戸建向き
大切なのは、「どんな暮らしをしたいか」を基準に選ぶことですが、そのためには理想の暮らしを考える上で何を優先させたいかを整理することが大切です。暮らしに関するいろいろなテーマに対して自分なりの優先順位をつけることで、戸建とマンションのどちらがより快適に過ごせるかを判断しやすくなります。
私たち西日本クリエートでは新築だけでなく、戸建やマンション物件の販売仲介も行っています。
これから住まい探しを始める上で「新築か?中古か?」あるいは、「戸建か?マンションか?」などお悩み中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

