2025年も早くも3月に入りました。3月と言えば引っ越しシーズン、新しい住まいを探したりこれから家づくりを始めようと考えたりしている方も多くなる時期ではないでしょうか?特に、今年4月以降に着工の新築住宅に義務化される「省エネ基準適合住宅」についても、住宅業界ではますます関心が高まっています。今回はこの義務化の基準よりもさらに高いレベルにあるZEHについて少しお話してみたいと思います。

ZEH(ゼッチ)とは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、年間のエネルギー消費量を実質的にゼロ以下にする住宅を指します。ZEH住宅は、以下の3つの要素で構成されています。

1.高断熱:高性能な断熱材や構造を採用し、冷暖房をなるべく使わなくても快適に過ごせる屋内環境を実現します。

2.省エネ:省エネ効果の高い最新設備を取り入れ、エネルギー消費量を抑えます。

3.創エネ:太陽光発電システムなどを導入し、家庭で使用するだけの電力を創出することで電気を自給自足する家を目指します。

これらの要素を組み合わせることで、年間の一次エネルギー消費量の収支が実質ゼロ、あるいはプラスになる住宅が実現します。
ZEH住宅のメリットとしては、光熱費の削減、環境負荷の低減、快適な室内環境の実現などが挙げられます。

ZEHは建築時に高断熱仕様や高効率設備、太陽光発電システムなどを導入するため、一般的な住宅より初期費用が高くなりますが、その分、住み始めてからのメリットが多く、長期的にはコストパフォーマンスが良い住宅といえます。

まず、光熱費の大幅削減が期待できます。高断熱・高気密の家は冷暖房の効率が良く、省エネ設備と併用することで電気代を抑えられます。
さらに、太陽光発電で自家発電すれば、余剰電力を売電することで家計の負担を軽減できます。

また、国や自治体がZEH住宅の普及を推進しており、建築費用の一部を補助する制度や、固定資産税の減税などの優遇措置を受けられる場合があります。

さらに、快適な住環境も大きなメリットです。断熱性が高いため、夏は涼しく冬は暖かく、ヒートショックのリスクも軽減されます。
加えて、災害時の停電時にも太陽光発電と蓄電池があれば電力を確保でき、安心して暮らせる住まいになります。

このように、初期投資はかかるものの、光熱費の削減や補助金、快適性の向上など、住んでからのメリットを考えると、ZEH住宅は将来的に大きな価値をもたらす選択肢といえます。
私たち西日本クリエートでは、今後義務化となる省エネ基準への適合だけでなく、より高いレベルで省エネ住宅のメリットを感じていただけるようにZEHのプランにも対応しています。

ZEHの省エネ性能のお話しというのは最初は少し難しく感じる部分もあるかもしれませんが、私たちがこれまでの経験と実績をふまえて分かりやすくご説明いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。